Jul 16, 2008
7 WORKS
朝から6つの別々の仕事をこなして、
7つめは映像の学校で、なんと3時間の講義。
いや、我ながらよく働く。
しかも、その後に8つめとして、
仕事じゃないのですが、
個人的な作品の撮影を入れてました。
(>_<)
今日は15時間労働。
とはいえ、嫌な仕事はないのですよ。
ひとつひとつは楽しいし、やりがいある仕事ばかりです。
ふたつは自分から始めたプロジェクトですしね。
問題はアタマの切り替えですが、
まあそれも慣れてしまえば自然にできるもんです。
あとは体力というか、
気力でしょうか。
家に帰れば、10個以上の作業が待っています。
一度には無理なんですけど。
たぶん、
というか実際、
いま20件くらいのプロジェクトに関わっています。
大半が中心的になってやっています。
そのうち半分は手塚治虫がらみの企画です。
だからまあ、ふたり分の仕事があるのですね。
ふたり分、生きているのだからしょうがないのですが。
Jul 13, 2008
NYLON 100%
80年代、
ストリートカルチャーのキーワードは「おしゃれ」と「ビョーキ」でした。
そこでぼくはおしゃれでなくビョーキですらない日本映画界に見切りをつけて、
ライブ・ハウスでミュージシャンとばかりつきあってました。
9日と10日に代官山UNITで行われた「ナイロン100% 30年記念ライブ」には、当時の友人たちが勢ぞろい。
なんて生やさしいモノではない、
めちゃめちゃ‘濃い’ライブでした〜。
懐かしいどころか、
時間が30年戻った夢を見ているみたいで、
鳥肌もの。
ケラがしきりと「楽屋、ヤバイ!」を連発していましたが、
あまりに豪華な顔ぶれに、本当にクラクラしました。
伝説のライブハウスのイベントに伝説のバンドが揃って、
このイベント自体が伝説になってしまいましたね。
上野耕路さんの新しいオーケストラ(15人編成!)はアカデミックと大衆音楽の狭間にたゆたう独自のポップさが素晴らしかった。
上野さんは何度か映画のサウンドトラックをお願いしたことがあるのですが、
そのうちひとつは黒澤明監督のメイキング・ビデオでした。
「黒澤監督のテーマ曲を作って!」
というムチャな依頼でしたっけ。
ひさしぶりのポータブルロック。
野宮真貴さんにはそのムカシ、ビデオの小道具でアクセサリーをお借りして、そのまんままだ返してません。
野宮さんシッカリ覚えてました。
スミマセン〜。
ゲストの鈴木慶一さんとは『ボディドロップ・アスファルト』という映画であがた森魚さんとともに共演しましたね。
すっかり演劇界の巨匠になったKERAは、
有頂天時代のように元気に飛び跳ねながら歌いました。
そうそう、ぼくがプロデュースしたCDでも歌手として参加してくれましたっけ。
プラスチックスのトシちゃんこと中西俊夫さんもひさびさに
「♪コピコピコピ〜」
と歌ってくれました。
トシちゃんとは最近もクラブなんかでよく会うし、むしろムカシより仲良く話すようになったかも。
ピテカントロプスでの「メロン」のライブが懐かしい。
そして8 1/2 のシンゴ!
もちろん、ぼくの商業映画デビュー作の主役です。
相変わらずドジぶりは治りませんが、
でも格好いいよ。
さすが戸川純をして
「うたの先生」
と言わしめるだけあります。
2日め頭を飾ったサエキけんぞうさんは、
ハルメンズ時代のナンバーを歌いました。
ぼくがPVを作っていたのは「パール兄弟」でしたが、
ハルメンズは大好きでライブも見てました。
もともと戸川純ちゃんや野宮真貴さんも歌っていたグループでしたよね。
スペースポンチとしてステージに立った岸野雄一さんは、
相変わらず妙な雰囲気を醸し出していますが、
ぼくらの8mm映画の客であり、スタッフでもありました。
そして彼がいなかったら、ぼくはすてきなミュージシャンたちと知り合わなかったかもしれません。
恩人ですね。
東京ブラボーのカンちゃんこと高木完。
もちろん映画『星くず兄弟の伝説』のもうひとりの主役。
『ブラックキス』ではサントラ担当でした。
ヒップホップ、DJといろいろこなしてきた完ちゃんは、
でもやっぱり東京ブラボーが1番自然だしカッコいいよ。
当時も、いまも。
ゲストで参加した近田春夫さんは、
『星くず〜』の原案・製作総指揮で、
彼がぼくをそのオチャメな映画の企画に誘ったのです。
ライブの最後を飾ったのは、歌姫戸川純ちゃん。
彼女と上野耕路さんのユニット「ゲルニカ」のライブは通いつめましたっけ。
『星くず〜』には1カットだけ特別出演してくれました。
この日は体調よくないのに頑張ってのライブ。
輝いてましたよ。
みんな、まるで当時のまま、
いや、当時よりも迫力もあって、
素晴らしいパフォーマンスでした。
お疲れさまでした、
拍手、拍手。
そして、
こんな「おしゃれ」で「ビョーキ」な
素敵な仲間が、
全員が友達で、みんな知り合いだということに感謝しなければなりません。
どうも、ありがとう。
Jul 8, 2008
INDIEE
『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』を観ました。
やっぱり面白かったです。
もう、こうなると歌舞伎みたいなものですね。
どんな飛躍したハチャメチャな筋でも、ちゃんと映画の演出がわかっているヒトが撮ると、
楽しく観られるというお手本。
30年前にスピルバーグ監督の映画で‘目覚めた’ぼくには、懐かしい場面(と演出)のオンパレードで、
まるでスピルバーグ演出の総決算のようで、
本当に嬉しくなっちゃいました。
特に『1941』以来、自ら御法度にしていたリズミカルなドタバタ・アクションの演出が、
当時の勢いのままやられていたのには、
懐かしさを通り越して感動が。
だって、サルの群れと一緒にツタをツタってジャングルを飛んでゆくんですよ!
そうそう。
映画 ってコレだよな。
理屈やリアリティばかりじゃなくて。
今でいう、ツッコミどころも必要なのですよ。
最近、観たあとにこんなに楽しく語れる映画はありません。
Jul 5, 2008
BRIDGE
前にも書いたことですが
家の近くの石神井川が河川工事をしていて、
そのせいで橋が使えず不便しています。
それが今年3月に完成という予定が6月となり、
ついには8月に延びました。
それって、どうなんですか??
自然相手の工事なのでたいへんなのはわかりますが、
5ヶ月も工期が遅れるのはなぜなんでしょう。
慣れた専門家がきちんと計画してやっているはずですよねえ。
もしこれが映画の制作だったら許されません。
1日のばしても予算に響くのですから。
大規模な工事が遅れるということは、
それだけ予算も増加している
ってことですよね?
作業が遅れるのはしょうがないとして、
その負担分も税金が使われているわけでしょう。
税金を払うのが遅れると、延滞税がついてさらにお金を取られるじゃないですか。
その使い道の工事が何カ月遅れても罰則はないのかしら。
計画や管理がずさんで遅れたなら、責任者に払われる報酬を見直して減らすとか、
なにかした方が公平な気がしますね。
それはそれとして。
今日はイメージフォーラムの授業で課題作品の講評だったのですが、
5人の予定がたったふたりしか提出できていない。
いろいろ事情もあるでしょうが、
やはり計画性が甘いんとちゃう?
と思ってしまいます。
素人だから
って言いわけは通用しません。
プロの方が条件きついですよ。
Jul 4, 2008
TAKARAZUKA
今日は宝塚で、
小学生への公開授業をやりました。
手塚治虫の話を中心に、
平和や幸せに生きることについての話です。
小学6年生のみんなはまじめにきちんと話をきいてくれて、
うれしかったですね。
1時間の授業で誰も寝ていなかったし。
今日彼らに話したのは、
「お金持ちや有名になることでは幸せになれない」
「自分のことばかり考えていたら幸せになれない」
「友達や家族やまわりの人を大切にして、思いやりを持とう」
「一生懸命打ち込める夢を持とう」
「あせらず、ゆっくり考えていこうね」
といった話でした。
午後はまた京都へ戻り、
写真作品の撮影です。
今日のモデルは「東京モダンアート娘」改メ「SLIT」のmiyoさん。
着物姿がなかなかです。
知人のツテで古い町屋を借りて撮りました。
傾いていて、かなり味のある家でした。
近所にあぶり餅の店があって、
京都でもここでしか食べられない珍しい名物です。
独特の感触で、
癖になる味です。
向かい合わせに2軒だけ店があって、
客の取り合いをしています。
かたや‘元祖’でかたや‘本家’。
今日は本家に立ち寄っていただきました。
明日はまた東京で、
イメージフォーラム付属映像研究所の講師をします。
本当に、
行ったり来たり、です。
Jul 3, 2008
KOTO
昨日家にいたと思ったら、
いま京都にいます。
なんだか行ったり来たりです。
ふだんは先を見て生きている方ですが、
忙しくなったりタイヘンなことが続くようなら、
先まで考えると不安になるし疲れてしまうので、
そんなときは目先のことだけに集中して、焦らずていねいにやります。
するといつの間にかひとつひとつ解決したり片づいているものです。
焦ってあれこれいっぺんに片づけようとすると混乱しますからね。
明日は宝塚で小学生に授業をします。
‘幸せ’について話します。
Jul 3, 2008
FUJIMIDAI
練馬、地元のケーブルテレビの番組の収録で、
自分の生家の周辺をまわりました。
練馬区富士見台、
といったらマンガとアニメのメッカ、
聖地です。
なにしろウチがあったのですから。
近隣に大御所のマンガ家先生やアニメ関係者がたくさん住んでいます。
虫プロは今でもありますが、隣接していた家はすでにありません。
とても広大な家だったもので、いまはその後地に10軒ちかい家が建っています。
でも町並みはあまり変わっていません。
40数年前を思い出して懐かしくなりました。
手塚治虫は生涯現役でしたから、いつが最高だったということはないのですが、
やはりこの、富士見台の虫プロ時代が黄金期だったように思います。
子供だったぼくにとって、思い返しても、
すべてが夢のようでした。
家はいつもにぎやかで、
たくさんのユニークな大人たちに囲まれていました。
杉井ギサブローさん、りんたろうさん、ガンダムの富野さん、
みな一緒に仕事していました。
家の中でかけっこや鬼ごっこができて、
2階に上がる階段が3つ、玄関が3つ、トイレが3つありました。
家の中で探検ができたのです。
家のはしからはしまで歩くと、3分くらいはかかりました。
庭は草野球ができる広さで、池がふたつ。
大きな花壇があって、まるで公園のようで、
事実、公園と勘違いして遊んでいる子供がいたくらいです。
今日の番組はレポーターとして吹田明日香さんが来てくれました。
「スター誕生」のチャンピオンでしたよね。
なんか、すべてが懐かしい感じでした。
Jul 1, 2008
AMANO
一昨日まで『マネキン刑事』というファニーなショートムービーを撮影していましたが、
今日は和歌山県の天野にいます。
高野山の麓です。
世界遺産指定のここには、高野山の守護神社である丹生都比売(にうつひめ)神社があります。
知人である宮司さんを訪ねました。
1700年前からあるという歴史の由緒ある社ですが、
あまり観光化もされていないのでまだ力も強い。
多少ワイルドな佇まいですが、
とても折り目正しい神社です。
境内の一隅に立つと、
急に頭痛がして足が浮いたようにフラフラします。
数メートル離れると何でもないのですが、そこに立つとなぜかクラッとなる場所があるんです。
そこだけ地磁気が強いのかもしれません。
いま身体が敏感になってますからね。
古い神社仏閣は地磁気の強いところを選んで建てられています。
(自説)
特に山の神社などはそうですね。
境内にご神木と呼ばれる大木が育ったり、わき水がきれいだったり、
少しは地磁気に関係あるのかもしれません。
最近きいた話では、
長い時間の中で地磁気の流れは移動するとか。
古い神社の場合、
かつて神社の中心だった気の強い場所が少しずつ移動してしまっているかもしれません。
人知れず。
いにしえの人はわかっていたのでしょうが。
天野は山々に囲まれて、まだ日本の現風景がきちんと残されている土地です。
豊かな自然の中に緩やかな棚田が続き、虫や蛙がヒトと同じ存在感を主張しています。
美しい田園が一望できる丘の上に、ログハウスの喫茶店があり、
自家製のパンを売っているのですが、
ご主人が一念発起して、たったひとりで足掛け2年かけてコツコツ作り上げた家だそうです。
「まだ理想の6割しかできてません」
と語るご主人は、それでも自然に抱かれて都会とは違うぜいたくを満喫しているようです。
狭い社会の中で生き方を限定してしまっていると、
自分の本当の命はなかなか見えてこないかもしれませんね。
http://shikiurara.web.fc2.com/
たまにこうした地方を訪れると、
命の洗濯になります。
Jun 26, 2008
SENSITIVE
夜、10時すぎ。
仕事場から家に帰ろうとしたら、
突如 足元がぐらぐら揺れて、
地震!?
と思ったのですが、
あたりを見ても何も揺れていません。
そのうち耳鳴りがしてきて、
頭がふらふらになり、
急激な倦怠感。
疲労が激しいときや寝不足のとき、そんなことはありますが、
今日のは原因不明。
特に病気でもなさそうだし。
日頃から勘が働く人には、こんなことがたまに起こります。
感受性が鋭く、敏感すぎるヒトは、
眼に見えず耳に聞こえない波動かなにかを身体に受けて、
一時的に気分に変調が起こるのです。
そんなことはありますか?
家に帰ると、
家族も同じ症状を訴えていました。
やはり、何かが起きているのでしょう。
なにかが、心に訴えてきています。
地殻で何かが起きたのか、
宇宙で何かが起きているのか、
別の世界で、なにかあったのか。
気のせいかな、
と無視せずに、
こんなときは静かにして、
無事を祈りながら、
じっとしているのが良さそうですね。
Jun 20, 2008
UNK
6月24日から京橋のフィルムセンターで
PFF30回記念
「ぴあフィルムフェスティバルの軌跡 vol.1」
という特集上映があります。
PFFはアマチュア映画の老舗フェスティバルで、
新人監督の登竜門的存在ですが、
過去ここに入選した、
森田芳光から長崎俊一、石井聡亙、塩田明彦、松岡錠司ほか、
現在活躍中のベテラン監督の、アマチュア時代に作った8mm映画が見られます。
ぼくは79年の第3回に『UNK』という15分の8mm映画で入選しました。
これは17歳、高校2年生のときの作品で、
2番めに作った映画です。
はじめて作った『FANTASTIC☆PARTY』という映画は他の映画祭で受賞しましたが、
PFFでも上映されました。
3番めに作った短編も第4回PFFに入選しているので、
ぴあにはずいぶんお世話になっています。
m(_ _)m
ぼくと、同じ年に入選した犬童一心監督のふたりが高校生だったので、
当時は
「高校生監督が現れた!」
と話題になったものでした。
『UNK』はたったひとりの出演者、台詞なしで、
ひとりでチマチマ作った個人映画です。
上映されるのは
6月26日14時と、
7月8日18時の2回。
もちろん、8mmフィルムで上映します。
http://www.momat.go.jp/
ところが、
その同じフィルムセンターの大ホールでは、
ちょうど長谷川一夫と衣笠貞之助の特集をやっています。
衣笠さんは、ぼくが日本で一番尊敬する映画監督です。
歌舞伎役者出身で、日本映画の創世期から活躍した名匠です。
53年の『地獄門』で日本人初のカンヌ国際映画祭のグランプリを受賞。
審査委員長だったジャン・コクトーに絶賛されました。
ドイツやロシアにも訪れて、
戦後から国際的に知られていた日本人監督でした。
人情映画から文芸作品、純粋なアート映画まで、
多種多様な映画の美を追求した映画作家です。
今回の特集では、長谷川一夫主演の名作はもちろん、
『狂った一頁』『十字路』など初期のアートフィルムから、滅多に上映されない佳作まで、
34本も上映されています。
映画職人の匠の技が堪能でき、
観ればみるほど勉強になります。
今回みられて感激したのは、
『新・平家物語 義仲をめぐる三人の女』。
木曾義仲は誰かが映画化しているだろうと思っていましたが、
まさか衣笠さんだったとは・・・。
木曾義仲を長谷川一夫、巴御前が京マチ子。
手塚太郎光盛こそ出てきませんが、
なかなか迫力のある作品でした。

