03/29/2008
2008mm
8ミリの新作短編が完成しました。
題名は『2008mm』。
シャレじゃありません。
2008mm、つまり2メートルと8センチの長さの8ミリフィルムを上映すると、
およそ26秒になります。
その26秒の映像を材料に、
8ミリならではの画像美術を作り出します。
この数年取り組んでいるのは、朧気な8mm映像ならではの、
消え去りそうな儚さ。
黄昏の最後の陽の光が地平線に消えてゆくように、
フィルム上の画像が消えてゆく、
その一瞬の美しさを捉える試み。
デジタルではなかなか表現しきれない不安定さ、不確かさ、ノイズの描き出す偶然性の美の追求。
このところドラマのある映画ばかり取り組んでいたので、まったく物語のない映画はひさしぶりで、作っていて楽しいです。
物語のない映画は観るのも大好き。
あまり上映されませんが。
一時期アメリカの実験映画に多かったですね。
ブラッケイジとかブルース・コナーとか。
自分では物質(肉体)を越えて人間を捉えるのが好きでもあるので、
今回の映画もただ抽象的な模様ではなく、人物が登場します。
観念の形としての人といいますか。
一方で、純粋にデザインとして人の姿を表現することにも興味を持っています。
内容(なかみ)じゃなくて。
今回も、そのあたりの融合ですね。
4月27日からイメージフォーラム・フェスティバルで初公開します。
http://www.imageforum.co.jp/festival

