07/18/2010
BIRD★SHT
カルト・ムービーと呼ばれるものは数ありますが
本当に貴重なカルト・クラシックは
DVDやビデオではなかなか観られない。
それらは決して
映画史を飾る名作ではなく
むしろ
いびつなできそこない。
でも
そこがいい。
ヴァル・ゲストの『火星人地球大襲来(Quatermass and the pit)』しかり、
リチャード・レスターの『不思議な世界(Bed-Sitting room)』しかり、
ソール・バスの『PHASE Ⅳ』しかり、
マイケル・ウィナーの『センチネル』しかり。
ぼくがまだ学生の頃に観て
ときめいて
はじめて作る映画にとても影響を与えた
『BIRD★SHT』
と
『少年は虹をわたる』
が
なぜか連続ロードショーされました。
70年代全開の
このカルト・クラシックは
久しぶりに観ても
やっぱり
「ヘン」で
「いびつ」で
「かわいく」て
たくさんのアイデアが散りばめられていて
秘密の宝石箱のような映画。
時を経て観ることで
さらに愛情と理解が深まりました。
特に『BIRD★SHT』のエンディングは
『ファントム・オブ・パラダイス』同様
もう涙なしには見れない。
本当に愛せる映画は
カルト・ムービーの中にある。