Tezka Macoto' 6D

プロフィール

1961年東京生まれ。世界でただひとりのヴィジュアリスト。

高校で映画製作を始め、17歳の処女作が日本映像フェスティバルで特別賞を受賞。大島渚に激賛され、以後インディペンデント映画を多数発表。8mm映画『MOMENT』でカルト的な人気を得る。

大学生のときにテレビや雑誌で仕事を始め、ショートホラーのルーツである番組『お茶の子博士のホラーシアター』(「もんもんドラエティ」)が評判になる。また『ねらわれた学園』で俳優としても怪演。
85年、ロックミュージカル映画『星くず兄弟の伝説』で商業監督デビュー。

以降、実験映画から商業作品まで様々な映像製作の傍ら、小説の執筆やイベントの演出、音楽のプロデュースなどを行う。Vシネマの草分けとなった『妖怪天国』を監督し、数々のMTVを演出。黒澤明監督の現場に取材しメイキング・ビデオを撮る一方、開発初期のハイビジョンで東大寺を撮る。

黎明期からデジタル・メディアに接し、生物ソフトのエポックメイキングとなったCD-ROM『TEO~もうひとつの地球』をプロデュース。世界19か国で58万本を売り数々の賞に輝く。
10年を費やした意欲作『白痴』が99年のヴェネチア映画祭でデジタル・アワードを受賞。フランスでも劇場公開される。

93年に自身のオフィス「NEONTETRA」を設立。モデルの橋本麗香らのマネージメントも行った。
また手塚治虫の遺族としても活動を行い、記念館やホームページをプロデュースする。

近年はアニメの監督も行い、テレビアニメ『ブラック・ジャック』は東京アニメアワードの優秀作品賞を受賞。監修を行っているマンガ『PLUTO』(浦沢直樹)がヒットし、数々のマンガ賞に輝く。
最新作は劇映画『ブラックキス』。(2006年)

手塚眞
NEONTETRA

May 16, 2013

TECHNO

子供時代に強くハマったものが
怪獣と妖怪だったとすれば

学生時代は
テクノミュージックでした。


電子楽器のヘンな音と四つ打ちリズムが
頭に心地好かった。


テクノの元祖と言えば
クラフトワーク。

そのクラフトワークのライブが東京であって
行ってきました。


いやぁ

音が良かった。


バックの3D映像もかわいかったし

なにより
2時間たっぷり
休憩もなく立ったまま

淡々と演奏する
4人の長老
(と言ったら失礼か。でも65歳とかじゃないかな)
の姿に
感動しました。


クール。


もちろん
演奏中はほとんど動かないので
ロボットのようだけど

最後にちゃんと挨拶して
ひとりずつステージを降りたので
間違いなく人間でした。

ちょっと
宇宙人的ですが。


オリジナルメンバーはひとりだけですが
70年代からほぼイメージ変わらず続けているのが
エライ。

昔から使っている映像をそのまま流したり。
『モデル』とか『ツールドフランス』とか。

ファン泣かせです。


ふつう40年もやってれば飽きると思いますが

さすがオリジナルの強みです。

テクノのさらに原点には
ふたつの映像の音が関係していて


ひとつは

ロビー
というロボットで有名な
50年代のSF映画、

『禁断の惑星』。


ぼくの大好きな映画の1本ですが

電子音を使ったサントラは
いま聴いてもカッコいい。


そうそう、

今回のクラフトワークのライブのイントロは
間違いなく『禁断の惑星』でした。

もうひとつはもちろん

『鉄腕アトム』。


アトムの足音や飛行音など
大野松雄さんの電子音が耳に残っています。


クラフトワークの『スペースラブ』という曲のイントロを聞くたびに

「あ… アトム」

と思ってしまいます。


いつか
クラフトワークに
アトムの作曲をお願いしたい

と勝手な妄想を抱いてますが。


それまでメンバー
お元気でいてほしいです。

15:56

Aug 23, 2010

PROGRE


灼熱のなか


奈良から生駒山をめぐり


京都に立ち寄って


東京に戻りました。


奈良では


信貴山で中国、韓国、日本のこどもたちに話をし

京都では


秋元康さんとひさしぶりにご一緒。


東京に戻っても暑さ変わらずで

そんな中、

日本初の


「プログレ・ロック・フェス」


が行われたので

駆けつけました。


「プログレ」

いまの若いヒトにはピンとこないかもしれませんが

だいたい70年代に


ヨーロッパを中心に


ロック・ミュージックに


クラシックや


ジャズや


トラッドの要素を入れて

コンセプチュアルでアーティスティックなアルバムを発表する


バンド・ミュージックのこと。


特にコンセプトは


古代 やら 未来 やら


魔法 だったり 夢 だったりと


非現実 というか 別世界 というか

広い意味のファンタジーを扱っていて

・・・

なんて説明は いいか。

出演は


日本からは


四人囃子

(高校時代にさんざん聴いた)

UKから


ルネッサンス



スティーブ・ハケット・バンド

と聞いて

興奮するヒトは

少ないかもしれませんが

プログレ好きでしょうね。


案の定


日比谷野音に集まったのは


平均年齢(推定)45歳くらいの

おっさんたち。


ちょい白髪


ちょい頭うすくなった


おっさんたちの集団が


暑い昼間 っから


集うさまは

コンサートというより

競馬場のようでした。


まあ


自分も オッサン


なんですが。

でも


スティーブ・ハケットは

ジェネシス時代の曲もやってくれたし


ライブはよかった。


ふつうのプログレ・ファンは


ピンク・フロイド

とか

イエス

とか


EL&P


あたりを聴いていたと思いますが


ぼくは


ちょい遅れたので

マイク・オールドフィールド


から


ゴブリン


とか


ポポル・ヴフ


あたりなんですね。


そうか、


ホラー映画のサントラか。

23:47

Jul 5, 2010

CLUSTER

代官山unitの6周年記念イベントで


クラスターがライブ!


ちょっとびっくり。

通は‘C’のクラスターと呼ぶ。


(最初は‘Kluster’だった)

いまはレデリウスとメビエスふたりのユニット。


クラスターといえば


いまテクノとかエレクトロとかいわれている音楽のパイオニアで


ブライアン・イーノやジョン・フォックスも影響を受けた。


ぼくは「ゾヴィーゾーゾー」というアルバムに入っている

「永遠」

という曲が大好きで


いまでも

よく1日中聴いている日もある。


ライブはとてもよくて

電子音が

‘しみた’。

「くぅ〜っ しみる〜っ !!」


という、たまらない感じ。

ぼくみたいに

根っからの電子音好きには。


ジャズ喫茶

ってあったじゃないですか。

テクノ喫茶

てのもできてもいいのかも。


コーヒーとか飲みながら

電子音きいて

「くぅ〜! たまらん」

てやるの。


いや、「テクノ・バー」のほうがいいか。


クラスターなら、

ビールとか飲みながら。


ところで

そのライブ、


満員電車のようにぎっしり詰まった客層は


ちょい謎だった。

ぼくはてっきり

年寄りと業界通ばかりが集まるものだと思っていた。


会場は圧倒的に若い子で

クラスターの孫くらいの歳の子もいる。

しかも

カジュアルな服のふつうっぽい女の子がいっぱいいて


はたして彼女たちはクラスターを聴きにきたのだろうか。


それとも、

なんとなく面白そうなイベントだから

来たのか。

しかし、

深夜からのライブで

朝までのイベントに


そのカジュアルな服は

どうなんだろう。

と、


年寄りテクノ客は

想うのだった。


80’s がはやりというけれど


オシャレ度が足りないなあ。

01:07

Oct 16, 2009

FILMS

新宿LOFTで行われている

30日間におよぶ

80年代を回顧するライブ・イベント

「DRIVE TO 2010」

の1日をオーガナイズして

「RETURN TO THE FUTURE」

が無事に盛況に終わりました。


見に来てくださった皆さん、

ありがとうございます。

出演は

スティールパン少女トンチ

dip in the pool


そして伝説の

FILMS。


学生時代に

『星くず兄弟の伝説』の監督を頼まれたとき、

近田春夫さんのアルバムに素敵な曲を提供していた

赤城忠治

というふざけた名前のアーティストがいて、


当時ぼくは本人には会わなかったのですが

とにかく彼の曲がよかった。

数年後、

その『星くず…』で主役をやっていた

久保田慎吾率いるクリスタルバカンスと

赤城忠治率いる FILMS が吉祥寺のバウスシアターで対バンということなので

観に行きました。

赤城さんは実によくて


声も詩も曲もよかったのですが


知的で、ユーモアがあり、センスもよくて

ポジティブで格好よかった。

しかし

当時すでに「滅多にライブをしない」伝説のバンドでした。

さらに数年たち、


80年代の終わりに

岡野玲子の人気マンガ 『ファンシイダンス』のイメージ・アルバムをプロデュースすることになり、

(そのときの担当ディレクターはその後『エヴァ…』をつくるキングレコード大月さん)


マンガの主人公のニュアンスを誰が出せるかと考えた末

赤城忠治さんを思い立ち


初めて本人に会ったのでした。

以来20年間、

彼はぼくのもっとも身近にいる

親友のひとりになりました。


赤城さんは

曲作りの天才で

ギターやテルミンも弾くし


繊細で

自然や地球を愛し、

思いやりがあり、


うそつきで

社会的なことが苦手で

だらしないところもある


素敵なヒトです。


ひさしぶりのFILMSは

オリジナルメンバーに加えて

元パール兄弟の 窪田晴男 と

ソフトバレエ の 森岡賢

が参加したにも関わらず

やっぱりFILMSで、

これこそ80年代の音楽で

懐かしく

でも未来的で

楽しく

格好よかった。

この瞬間に立ち会うために

20年間、友人としてつきあっているのだな、

と改めて想った。


次にライブが観られるのはいつだろうか。


10年後か

20年後?

09:03

Jul 31, 2009

GARY

JOHNのマネージャーのスティーブに、

「ギャリー・ニューマンのライブあるけど、行く?」

と誘われたのだけど、

えっ、

ギャリー って、


ゲイリー・ニューマン!?


思わず

「まだやってたの!?」

と言いそうになりましたが


80年代の彼を知っていれば、その気持ちわかるでしょう。


ところがなんと、


まだやっていたどころか


大きなホールは熱狂的な観客で埋まっている。

しかも。

登場したギャリーはハードロックバンドを率いて

ギターをかきならし、

ヘッドバンギングしながら力強く熱唱しているではありませんか。

ええっ


あのギャリーが!?

ジョンのバンド、ULTRAVOXに憧れて音楽を始め、

テクノポップの権化のような音で、

アンドロイドのように歌っていたギャリーは、


20歳そこそこでポップスターとなって


日本でもけっこう売れたはず。


聞くと15年くらい前から今のスタイルに変えて、

少し前には ナイン・インチ・ネイルズと共演したらしい。


ほんものだ。

しかも、

曲は80年代のままだった・・・。


楽屋で会ったギャリーは、かわいい娘を愛撫する51歳のパパで、

でも相変わらず眼の周りは黒く塗っていた・・・。

挨拶したぼくのことを、YMOの誰かと間違えたらしい。


(誰?)


ジョンは彼のことを

「テクノに戻るべきだと言っているのだけど」

といっていたけど、

ぼくはいまのギャリーはこれはこれで、

自然でいいと想った。

意外とハードロックが似合うのだった。

なにより、

そうして続けていることが立派だと想った。

ライブの少し離れた席には、

どうやら アダム・アント も来ていたらしい。

80年代から今日までが一瞬のようで


夢の中のような


フシギな気分なのだった。

03:27

Nov 21, 2008

MOTILITY

ジャズの話題です、

すみません。

近年、バップ・スタイルのスタンダードばかり録音していた

スティーブ・キューンですが、


やっとその味に馴染んできたというか

耳に馴れてきたところで、


ここにきて70年代のECMのアルバムが3枚セットでリリースされました!


「LIFE’S BACKWARD GLANCES」
のタイトルで

初CD化の

『MOTILITY』(!)

『PLAYGROUND』(シーラ・ジョーダン!)

それに名盤『ECSTASY』のセット。

くぅ〜〜!


この音。


泣けます。

やっと出てくれた、

ウレシイ〜!

最近のトリオも悪くはないですけどね。

やっぱりキューンは


ECM


につきます。

といいたくなくって、

トリオのスタンダードをずっと聴いてましたが、

ECMの音源を改めて聴いてしまったら、

やっぱり、これでしょう。

美しいフレーズに満ちたオリジナル楽曲を

繊細なガラス細工のようなピアノプレイで聴かせてもらえれば

もう別世界の恍惚。


いま、聴きたい音。


本当に待ったかいがありました。


ところで

メチャメチャにマニアックな話題ですが

70年代のキューンて

映画『ファントム・オブ・パラダイス』のウィンスロー・リーチ(ウィリアム・フィンレイ)そっくりですよね。

歌唱とか。


って、

誰がこのネタに反応してくれるのだろう・・・

02:51

Jul 13, 2008

NYLON 100%

80年代、

ストリートカルチャーのキーワードは「おしゃれ」と「ビョーキ」でした。

そこでぼくはおしゃれでなくビョーキですらない日本映画界に見切りをつけて、

ライブ・ハウスでミュージシャンとばかりつきあってました。

9日と10日に代官山UNITで行われた「ナイロン100% 30年記念ライブ」には、当時の友人たちが勢ぞろい。

なんて生やさしいモノではない、

めちゃめちゃ‘濃い’ライブでした〜。

懐かしいどころか、

時間が30年戻った夢を見ているみたいで、

鳥肌もの。


ケラがしきりと「楽屋、ヤバイ!」を連発していましたが、

あまりに豪華な顔ぶれに、本当にクラクラしました。


伝説のライブハウスのイベントに伝説のバンドが揃って、

このイベント自体が伝説になってしまいましたね。


上野耕路さんの新しいオーケストラ(15人編成!)はアカデミックと大衆音楽の狭間にたゆたう独自のポップさが素晴らしかった。

上野さんは何度か映画のサウンドトラックをお願いしたことがあるのですが、

そのうちひとつは黒澤明監督のメイキング・ビデオでした。

「黒澤監督のテーマ曲を作って!」

というムチャな依頼でしたっけ。


ひさしぶりのポータブルロック。

野宮真貴さんにはそのムカシ、ビデオの小道具でアクセサリーをお借りして、そのまんままだ返してません。

野宮さんシッカリ覚えてました。

スミマセン〜。


ゲストの鈴木慶一さんとは『ボディドロップ・アスファルト』という映画であがた森魚さんとともに共演しましたね。


すっかり演劇界の巨匠になったKERAは、
有頂天時代のように元気に飛び跳ねながら歌いました。

そうそう、ぼくがプロデュースしたCDでも歌手として参加してくれましたっけ。


プラスチックスのトシちゃんこと中西俊夫さんもひさびさに

「♪コピコピコピ〜」

と歌ってくれました。

トシちゃんとは最近もクラブなんかでよく会うし、むしろムカシより仲良く話すようになったかも。

ピテカントロプスでの「メロン」のライブが懐かしい。


そして8 1/2 のシンゴ!

もちろん、ぼくの商業映画デビュー作の主役です。

相変わらずドジぶりは治りませんが、

でも格好いいよ。

さすが戸川純をして

「うたの先生」

と言わしめるだけあります。

2日め頭を飾ったサエキけんぞうさんは、

ハルメンズ時代のナンバーを歌いました。

ぼくがPVを作っていたのは「パール兄弟」でしたが、

ハルメンズは大好きでライブも見てました。

もともと戸川純ちゃんや野宮真貴さんも歌っていたグループでしたよね。


スペースポンチとしてステージに立った岸野雄一さんは、

相変わらず妙な雰囲気を醸し出していますが、

ぼくらの8mm映画の客であり、スタッフでもありました。

そして彼がいなかったら、ぼくはすてきなミュージシャンたちと知り合わなかったかもしれません。

恩人ですね。


東京ブラボーのカンちゃんこと高木完。

もちろん映画『星くず兄弟の伝説』のもうひとりの主役。

『ブラックキス』ではサントラ担当でした。

ヒップホップ、DJといろいろこなしてきた完ちゃんは、

でもやっぱり東京ブラボーが1番自然だしカッコいいよ。

当時も、いまも。


ゲストで参加した近田春夫さんは、

『星くず〜』の原案・製作総指揮で、

彼がぼくをそのオチャメな映画の企画に誘ったのです。


ライブの最後を飾ったのは、歌姫戸川純ちゃん。

彼女と上野耕路さんのユニット「ゲルニカ」のライブは通いつめましたっけ。

『星くず〜』には1カットだけ特別出演してくれました。


この日は体調よくないのに頑張ってのライブ。

輝いてましたよ。

みんな、まるで当時のまま、

いや、当時よりも迫力もあって、

素晴らしいパフォーマンスでした。


お疲れさまでした、

拍手、拍手。


そして、
こんな「おしゃれ」で「ビョーキ」な
素敵な仲間が、

全員が友達で、みんな知り合いだということに感謝しなければなりません。


どうも、ありがとう。

23:39

Jun 14, 2008

STEVE!

音楽の話題が続いてごめんなさい。

しかし、

ぼくが一番好きなジャズピアニスト、

スティーブ・キューン

のライブがあるのですよ!


なんだか今年は、ぼくの大好きなミュージシャンたちがみんなライブをしてくれます。


いったい、どんな年なのか。

素直に、ウレシイ。

スティーブも、もう70歳。

でも最近のCDを聴くかぎり、年々アグレッシブになってきて、

このところはスタンダードを弾いても抜群のテクを見せる。


どうしてもキューンといえば、ジャズ・ファンにとってはECM(レーベル)のイメージが強くて、

まあ、ぼくも間違いなくそうではあるのですが、

バップ系のスタンダードの演奏はちょっと、

まだオリジナルの方が…

というリスナーが多いみたいです。


でも、ライブはいいですよ。

一度しか見たことありませんが。


7月24日、新宿 SOMEDAY。

http://someday.net/index2.html

00:17

Jun 12, 2008

NEW WAVE!

そのジョン・フォックスがULTRAVOX!というバンドを結成した70年代半ばから、

ロンドンやNYで「ニューウェーブ」と言われた新しいロックのムーブメントが起こって、

ULTRAVOX! はそのなかでも先鋭的なバンドでしたが、

遠く離れた日本でも、そんな影響を受けて80年代にインディーズからたくさんユニークなバンドが登場しました。

プラスチックス、ヒカシュー、8 1/2、ゲルニカ(戸川純)、ハルメンズ(サエキけんぞう)、東京ブラボー・・・。


ぼくは当然のように彼らのライブを見に行って、

ついには彼らに出演してもらって、

近田春夫さんと一緒に『星くず兄弟の伝説』という、

岡崎京子大推薦のラブリーなロック・ミュージカル・ムービーを低予算で作りました。


あれから23年。

彼らがステージに戻ってきます。

渋谷の伝説のライブハウス、NYLON100%へのトリビュート。 

代官山UNITにて。

7月9日
KERA(ex.有頂天)/中西俊夫(ex.プラスチックス)/ポータブルロック(野宮真貴)/上野耕路/8 1/2

7月10日
ヒカシュー/サエキけんぞう/スペースポンチ/戸川純/東京ブラボー+近田春夫!


みんな、現役だよね。

もちろん、ぼくもね。

http://www.smash-jpn.com/band/2008/07_nylon/

01:02

Jun 8, 2008

FOXX!!

最近、ジョン・フォックスの80年代のデモ・テープ音源が入ったインタビューCDを入手して、

作夜、それを聴きながら英国の占星術サイトを見ていたら、

「すばらしい発見をするチャンス到来」

と書かれていて、


次にジョン・フォックスのオフィシャルサイトを覗くと、


なんと!


ジョンのライブが9月に東京である、

と書かれているではないですか!


調べてみてさらにビックリ。

まさにその日がチケットの先行発売日ではありませんか!

さっそく今日、ゲットしました。


日本にどのくらい熱狂的なファンがいるのかわかりませんが、

少なくとも50人はいるはず、

と思っていたら、

チケット番号は43番でした。

失礼、

100人はいるかもしれません。


ジョンはぼくが二十歳の頃からずーーっっと聴き続け、尊敬している、

一番影響を受けているアーティストです。


最近でもアルバムをリリースし続けていますが、
来日ライブは25年ぶり。

83年に来日したときは新宿厚生年金会館でしたが、

今回は高田馬場のAREA。


9月21日と22日。

たぶん、ぼくは二日ともいるでしょう。

19:46

Mar 11, 2008

INVISIBLE

ひとりでファミレスに入って席についたら、

水がふたつ、取り皿が2枚、おしぼりもふたつ持って来られた。

なぜ?

ひとりなのに?


まさかぼくには見えないもうひとりが見えた、

とか。


ヴィジュアリストという肩書柄、眼に見えるものだけを扱っていると思われてますが、

そうでもないです。


眼に見えないものこそ大切です。

見えないものを信じられないなら、見えるものもうまく扱えないというか。


たとえば音は眼に見えませんよね。

しかし、音楽がらみの仕事もけっこうやっています。

今日もカラヤンの取材があったり、夜はレコード会社で打ち合わせがあったり。


とはいえ、
ぼくはミュージシャンではないから、音楽を作ったり演奏したりは不得意ですが。


そういえば、

バウハウスのニューアルバムが出ましたね。

びっくりです。

とっくに解散していたかと思ってました。

彼らの音楽は、かつては「オルタナ」なんて呼ばれたものです。

スタイルだけでいえば、ヴィジュアル系バンドの元祖的存在かしら。

XとかBUCK‐TICKとかのルーツで、

ゴス・バンドの原点でもあって・・・


ヴィジュアルが大事な音楽

てのもあるものですね。


今年生誕100年になるカラヤンも、映像にこだわり続けてました。

バウハウスとカラヤンを一緒に語るのは乱暴ですが。

22:57

Feb 28, 2008

B POPS

ときどき無性にB級映画が観たくなるように、

B級ポップミュージックが聴きたくなるときがあります。


80年代のテクノ・ポップやノイズ・ミュージックはそんなB級感覚にあふれていて良かった。

で、
ムカシ聴いたアレがまた聴きたい、

という感じでつい買ってしまったのは、
Thomas Leer、SPKにJim Foetus。


テクノ・ポップは存在自体がB級なんですが、その中でも胡散臭いというかインチキ臭いというか、

1〜2枚のアルバムだけで消えていったアーティストがいます。

ザイン・グリフとかパッションとか。

トーマス・リーアもそんなひとりで、
当時に詳しい方は吹き出す名前かもしれないですね。

クネクネしたサウンドに載せてメロウ(笑)なフレーズがオーソドックスに展開する、軟派エレポップ。

なかでも「甘い降伏」という曲がなかなかです。


一方、SPKはもともと過激な変態ノイズユニットでしたが、精神病患者だった中心人物ニール・ヒルが自殺(奥さんがダイエット剤の飲み過ぎで植物人間になったのを苦に心中)してからは相棒の元看護士グレアム・レヴェルのB級インダストリアルぶりがすさまじく、

中でも今回タイミングよく再発してしまった『Machine Age Voodoo』のノイズアーティストらしからぬ軟派ぶりは、あまりの潔さにディスコのヒットチャートにも登場してしまい、

「鉄工所の盆踊り」といわれておりましたが、

「メタルダンス」はぼくもよく踊りました。

イアン・カーティス自殺後のジョイ・ディヴィジョンがニューオーダーに成り下がって売れた感じに近いですね。
(違うか)

グレアム・レヴェルは最近すっかりB級映画サントラ作曲家になってしまいましたが。


その点、変わらずマイナーでジャンキーなポジションをキープするジム・フィータスは頑固な堕落者です。

彼の場合、テクノとかノイズのカテゴリーでくくれない独自の「オレさま」ポップス。

何度か日本でライブを観たけど、まったく本当に「オレさま」ぶりが潔かった。

音楽としてはライブよりは録音で愉しむアーティストですけどね。

才能豊かでダメなアーティストのお手本というか。

その堕落者ぶりが愛しいです。

こういうB級に生きるアーティストがいることは、なにか日々の励みになります。


馬鹿にしているようですが皮肉じゃありません。

なんだかんだ言っても好きなんですよ。

02:45

Feb 18, 2008

QUATRO

昼間はロケハンに行き、

夜は渋谷クアトロの恒松正敏さんのライブへ。

恒松さんとも、もう15年くらいのおつきあいですが、

もちろん『白痴』の美術もやっていただいて、

今日も安吾つながりでした。


クアトロはひさしぶりです。

ムカシはよくライブを聴きに来たものでしたが、

最近はちょっと脚が遠のきました。


今日はさすがに恒松さんだけあって、観客の年齢層が高い。

筋金入りの、ぶっといRock’n Rollですからね。

ところが今日はそれに加えて、
なんとホーンが入り(!)、キーボードにヴァイオリン、バックボーカルがあるかと思えば女性ボーカルまで入るという、

超ゴージャスなステージでビックリ!

(しかもみなスゴ腕のアーティスト)

かつてのフリクションのファンも仰天したことでしょう。

(ツネマツサウンドにホーンですからね!)


あと個人的に驚いたのは、20数年前にぼくのサインを本にもらったという観客に声をかけられたり、
(なんで覚えているの?)

20年前に出した本にサインしてくれと持ってこられたり、
(なんでここにその本を持ってきてるの?)

10数年ぶりの知人に次々出会ったり…

と、時間が飛ぶ1日でした。


実をいうと恒松さんのニューアルバムは、お恥ずかしながら、ぼくがライナーノーツを書いています。

23:50

Sep 6, 2007

TG

仕事の合間にタワレコに立ち寄りました。

ひさびさにCDを物色。

スパニッシュギターのスーパーデュオ、ロドリゴ アンド ガブリエラ、アフリカの新しい歌姫アンジェリック・キジョー、ネパール語マントラを熱唱する中国の新時代のポップスター、サ・ディンディン・・・。

世界には素敵な実力派が増えています。


おや?

こ、

これは・・・ !

なんと、
スロビング・グリッスルのニューアルバムがっ!!!

見つけてしまいました。

びっくり。

まだ生きていたんだ、このヒトたちは。

そんな感じですよ。

しかもオリジナル・メンバーによる、24年ぶりのスタジオ録音。

あまりに意外な再結成。


TGといえば世界のノイズ・ミュージックをリードしてきたカリスマ・グループ。

血も体液も流れる過激なパフォーマンスも話題でした。

学生時代、彼らの音も存在も大きな刺激だったし、影響は計り知れない。

B級映画音楽屋に堕落してしまったSPKのグレアム・レヴェルと違って、さすが元祖の風格というか、老舗の意地というか。

あくまでマニアしか相手にしないその潔さがインディーズの真骨頂。
これぞ正真正銘のオルタナティブと想います。


曲は、多少聴きやすくなったと感じるのは録音が良くなったせいかな。

ジェネシスPがジョン・フォックスのようなロマンティックな歌声を聴かせる曲らしい曲もあって、なんか大人っぽい。

そうか、大人のノイズ・ミュージックか。
(そんなのアリ?)


ついでにぼくの音楽趣味遍歴を書くと、

小学生で効果音レコード(つまりノイズ)にはまり、それから映画音楽に行き、クロスオーバー(今で言うフュージョン)からジャズ、そして80年代はテクノからニューウェーブ、オルタナティブ、ノイズと正しく歩み、最後にワールドミュージックに行き着いた感じです。

だからノイズは心のふる里。


逆に、
まったく聴かなかった(いまも聴いてない)のはJポップかな。

それでみんなが知っているような歌手やバンドわからないんです。

だからカラオケ無理。

曲知らないんだもの。

01:40

Jul 20, 2007

TAARAB

ザンジバルのターラブを聴きに行きました。

いつもながら、
何でしょうか、それは。


ザンジバルは東アフリカのタンザニア沖、インド洋に浮かぶ小さな島国です。

歴史の中で、様々な民族の文化が入り乱れた国。

アフリカ、イスラム、ヒンドゥー・・・。

ここで19世紀から流行っている大衆音楽が「ターラブ」。

現地を代表する人気バンドが今回来日した「カルチャー・ミュージカル・クラブ」です。
(ボーイ・ジョージではない)


これ、いきなり聴くと、どこの国の音楽か、さっぱりわかりません。

アラブ音楽がベースで、イスラム的な味付けですが、メロディはインド音楽でもあり、ときにインドネシアやマレーシアのポップスのニュアンスもあり、リズムはしっかりアフリカで、歌はスワヒリ語なんです。

楽器編成もアラビアの楽器やアフリカン・パーカッションに混ざって、ヴァイオリンやウッドベース、バンドネオンがあったりと、西欧的な香りすらある。


いや〜。
参りました。

ぼくもいろいろな音楽聴いてますが、この味は初めて。
(来日は2度めなんですってね)

もちろん曲はノリノリのダンス・ミュージックですよ。

そして、ゲストとしてステージに現れたのは、推定95歳ともいわれる「生きる伝説」の歌姫、ビ・キドゥデ。

ターラブの女王です。

太鼓を叩いて熱唱する姿に、素直に感動。
DNA内のアフリカの血が騒ぐ。

アラビックに始まったライブでしたが、ラストはしっかりアフリカで締めました。


ここのところインド、イスラム関係のライブが続いてましたが、ついにアフリカが来ましたか。

人類史をエンターテイメントにどんどん遡ってます。

ターラブで腰を振って乱れるコーラスダンサーに見とれていると、
そうか、ベリーダンスのルーツはアフリカか。
なんて思えてきます。

あれは上半身がインド、下半身がアフリカ、ハートがイスラムかしら。


あ、
そういえば。

青山のクラブでポールダンスのショー、初めて間近で見ました。

なかなか美しかった。

コレ、流行ってるんですってね。
ポールダンス。


実はポールダンサーの友達、何人かいるんです。

みんな、ちょっとエロいところがポイント。

チョイエロ・エキゾダンスが女子に人気なんです。

02:43

May 12, 2007

JAZZZ

橋本一子さんのジャズ?を聴きに行く。

今日は純粋に客だから(映像プレイもないし)寛ろいで楽しめました。

最近のトリオ“U-bx”でアルバムを出したばかり。

彼女のピアノの美しく破壊的なところは変わってない。

安心できるスリル、と書くと誤解があるかな。

激しいプレイで指を怪我し、息も絶え絶えになりながら、なおも120%がんばろうとしている一子さんは、やっぱり天性のヒトで、そんな姿がウレシイ。

一子さん(ぼくらはいっちゃんと呼んでるのですが)とはかれこれ20年のつきあいになってしまいました。

最近は8ミリ『2006』でも繊細なテーマ曲を弾いてくれました。

彼女の音楽があると、ああ、TZKムービーだなあと自分でも安心できます。

王道のジャズ(ってなに?)でも現代音楽でも演れるいっちゃんですが、どこかズラすところが自分の性に合うのかな。

彼女のブログも炸裂してるそう。
(まだ見てない)


ジャズといえば・・・

スティーブ・キューン・トリオの新譜がいいんです。

日本のヴィーナス・レコードからのリリースはスタンダードなバップが多かったのですが、いつもなんとなく「悪くないけど・・・」という感じでしたが。

今回はリズムが若手からベテランに戻り、かなりアグレッシブな仕上がり。

やっとECMのイメージから脱却して、本当にのびのび楽しんでいる感じ。

ふつうにジャズとして安心できる出来。
(ふつうにジャズ?)

でも、美しい破綻も忘れられないけど。

キューンも、もう70代だし。


話もどって。
余韻に浸りつつ、奥平イラさんの(テクノ絵画)個展に駆けつけ、恒松正敏さんや菊地拓史さんらと遅くまで飲む。

今日も酔っぱらいだ。

05:43

Mar 18, 2007

HAPPENING

東京文化会館で開かれた、やの雪さんのテルミン・コンサート。

サエキけんぞうさん、窪田晴男さんの“パール兄弟”ふたりに、赤城忠治さん(ex.フィルムス)も出演するなど80s好きには堪らないゲストに加え、本邦初のテルミン六重奏など、
見どころ、聴きどころいっぱいでした。

「手を触れずに演奏をする」テルミンは、見た目もフシギですが、
その音色は生で聴くと胸を打ち、清らかな涙が出るのです。


しかも。

来られた方には説明の必要もありませんが、とんでもないハプニングが!


なんと、

演奏中に主役のやのさんが、舞台中央で失神して倒れてしまいました・・・

(◎o◎)


病気じゃありません。
それだけテルミンは厳格に‘気’を遣う楽器なんです。
テルミンに‘気’を取られたんでしょう。

ぼくは本人をよく知っているのでさほど驚きませんでしたが、
舞台と観客の皆さんをどうフォローしたものかと、ちょい真っ青。

そこへ駆け寄る赤城忠治と岡野玲子の姿が感動を誘いましたが、
さらにサエキさんの見事なフォローMCで観客は胸をなでおろし、救われたのでした。

サエキさん、男を上げたと大評判。

そして数分後、立ち直ったやのさんは、不屈の精神力で最後まで演奏を続けましたが、
喝采を浴びたのはいうまでもありません。

こんなライブ感あふれるライブは滅多に見られるものじゃありません。

事故といえばそれまでですが、
不思議と「いいモノを見た」という幸せな気分になった一夜でした。

02:09

Mar 11, 2007

STEVE

スティーブ・キューンの72年録音のアルバム、その名も『スティーブ・キューン』が初CD化されました。

ぼくは初めて聴いてビックリ。
若きスティーブ、なんと歌ってるよ。

プログレ・ロッカーみたいなジャケ写にもビックリだけど。
(誰かに似てると想っていたら、『ファントム・オブ・パラダイス』のウィンズローそっくりかも)

演奏もエレピ中心で、当時のキラキラしたオリジナル曲は(やっぱりいいな、)いま聴くとかなりユニーク。

エレピに弦楽とラテン・パーカッションにうた、ですよ。
かなりアヴァンギャルドかも。

ボーナストラックは、この後ECMで「トランス」と「エクスタシー」を吹き込むことになる前哨戦といったデモ曲で、個人的にコレが聴けるのはかなり嬉しい。

パーカッションでアイアート・モレイラが参加していたり、推薦文をビル・エバンスが寄せていたり、
ぼくは当時のリスナーではないから、驚くことしきり。

このヒトにはこんな時期もあったんだ〜。

と想いつつ、
自分もそう言われているかも。


「手塚さん、俳優やってたんだ〜」
「手塚サンてPV作ってたんだ」
「手塚サン、ライブハウスでトークイベント毎月やってたんだ」
「手塚サン、PCソフトやってたね」
「手塚サン、ホラー小説かいてたね」
etc…

ヒトには様々な歴史がありマスよ。

00:35

Mar 3, 2007

PEARL

パール兄弟のライブが渋谷であるので行く。

一時期はメンバーが次々抜けてしまって、サエキけんぞうさんひとりのユニットと化してたけど、またオリジナル・メンバーの3人(サエキけんぞう、窪田晴男、バカボン鈴木)が戻ってライブ始めました。

ぼくはデビュー前からビジュアル担当でPVをよく作ったけれど、レコード会社移籍からは単なる客として楽しんでます。

そのせいか、やっぱりムカシの曲が演奏されると盛り上がるし、ウレシイ。

この日は最近のアルバムの曲が多かったけど、『焼そば老人』とか『快楽の季節』とかはやっぱりいい曲だし協力だし、懐かしい。
そしてアンコールの『バカ野郎は愛の言葉』で、みんなでサエキさんに「バカヤローッ」て叫ぶと、図らずもジーンと来るものがありましたね。

ぼくも歳重ねてもろくなったのかな。

パール兄弟で感動するなんて。

ひさびさのライブ、ちょい長かったけどね。


ああ、
繰り返しですがサエキさんと窪田晴男さんは今月16日の「やの雪・テルミンコンサート」にもゲストで出ますのでヨロシクね。

17:22